奥出雲町議会 > 2022-09-16 >
令和 4年第6回臨時会(第1日 9月16日)

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  1. 奥出雲町議会 2022-09-16
    令和 4年第6回臨時会(第1日 9月16日)


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    令和 4年第6回臨時会(第1日 9月16日) 奥出雲町告示第165号  令和4年第6回奥出雲町議会臨時会を次のとおり招集する。    令和4年9月12日                        奥出雲町長 勝 田 康 則                  記 1.期  日  令和4年9月16日 2.場  所  奥出雲役場仁多庁舎4階大会議室 3.付議事件   (1)専決処分の承認を求めることについて(令和4年度奥出雲一般会計補正予算(第5号))  (2)令和4年度奥出雲一般会計補正予算(第6号)提出について   ─────────────────────────────── 〇開会日に応招した議員      高 橋 恵美子君         北 村 千 寿君      糸 原 文 昭君         内 田 裕 紀君      小田川 謙 一君         田 食 道 弘君      糸 原 壽 之君         景 山 利 則君      内 田 雅 人君         石 原 武 志君      川 西 明 徳君         内 田 精 彦君      大 垣 照 子君         藤 原 充 博君   ───────────────────────────────
    〇応招しなかった議員      な し   ───────────────────────────────   ──────────────────────────────────── 令和4年 第6回(臨時)奥 出 雲 町 議 会 会 議 録(第1日)                        令和4年9月16日(金曜日) ────────────────────────────────────             議事日程(第1号)                    令和4年9月16日 午後1時30分開会  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 会期の決定  日程第3 承認第16号 専決処分の承認を求めることについて(令和4年度奥出雲一般会計補正予算(第5号))  日程第4 議案第52号 令和4年度奥出雲一般会計補正予算(第6号)提出について   ───────────────────────────────            本日の会議に付した事件  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 会期の決定  日程第3 承認第16号 専決処分の承認を求めることについて(令和4年度奥出雲一般会計補正予算(第5号))  日程第4 議案第52号 令和4年度奥出雲一般会計補正予算(第6号)提出について   ───────────────────────────────              出席議員(14名)     1番 高 橋 恵美子君     2番 北 村 千 寿君     3番 糸 原 文 昭君     4番 内 田 裕 紀君     5番 小田川 謙 一君     6番 田 食 道 弘君     7番 糸 原 壽 之君     8番 景 山 利 則君     9番 内 田 雅 人君     10番 石 原 武 志君     11番 川 西 明 徳君     12番 内 田 精 彦君     13番 大 垣 照 子君     14番 藤 原 充 博君   ───────────────────────────────              欠席議員(なし)   ───────────────────────────────              欠  員(なし)   ───────────────────────────────             事務局出席職員職氏名 局長 ───── 田 中   修君  主事 ───── 山 田 基 貴君   ───────────────────────────────           説明のため出席した者の職氏名 町長 ───── 勝 田 康 則君  副町長 ──── 藤 原   努君 教育長 ──── 松 田 武 彦君  総務課長 ─── 江 角   啓君 企画財政課長 ─ 杠   康 彦君  税務課長 ─── 秋 田 和 浩君 町民課長 ─── 永 瀬 克 己君  健康福祉課長 ─ 石 原 和 夫君 福祉事務所長 ─ 森 田 近 子君  水道課長 ─── 千 原 明 浩君 まちづくり産業課長 ───────────────── 石 原 耕 司君 農林振興課長補佐 川 西 博 司君  学校再編推進課長 高 尾 昭 浩君 建設課長 ─── 松 原 三 美君  会計管理者 ── 森 山   昇君 教育魅力課長 ─ 石 原 重 夫君 こども家庭支援課長 ───────────────── 吉 川 明 広君 病院総務課長 ─ 小早川 洋 之君   ───────────────────────────────               議長挨拶 ○議長(藤原 充博君)皆さん、お疲れさまです。  秋の収穫シーズンを迎え、農家の皆様は毎日天気具合が気になることと思います。肥料代や燃料費などの高騰や後継者問題など、米づくりを取り巻く環境は厳しいものがありますが、西の横綱、仁多米の産地を維持するために頑張っていただきたいと思います。  コロナですが、本町においてもなかなか感染が止まりません。依然として収束が見えない状況が続いております。町民の皆様には、引き続き基本的な感染対策の徹底や、家庭や職場での健康管理に努めていただきたいと思います。   ───────────────────────────────             午後1時29分開会 ○議長(藤原 充博君) それでは、ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、これより令和4年第6回奥出雲町議会臨時会を開会いたします。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。  令和4年8月26日、雲南広域連合議会8月定例会が開催され出席いたしました。議事の内容につきましては別紙のとおりでありますが、審議の結果それぞれ原案可決、認定とされました。  監査委員から、令和4年度7月分の例月現金出納検査の結果について別紙のとおり報告がありました。  以上で諸般の報告を終わります。  これより議事に入ります。   ─────────────・───・─────────────  ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(藤原 充博君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第126条の規定によりまして、12番、内田精彦議員、13番、大垣照子議員の両名を指名いたします。   ─────────────・───・─────────────  ◎日程第2 会期の決定 ○議長(藤原 充博君) 次に、日程第2、会期の決定についてお諮りをいたします。  本臨時会の会期は、本日1日間とすることといたしたいと思います。これに御異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日1日間とすることに決しました。   ─────────────・───・───────────── ○議長(藤原 充博君) ここで、勝田町長より発言の申出がありましたので、これを許します。  勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 本日は、臨時議会を開催していただき誠にありがとうございます。後ほど担当課長から提案理由の説明をさせますが、有限会社奥出雲椎茸への経営支援に係る補正予算の議案を提出させていただきたく存じます。  有限会社奥出雲椎茸につきましては、町の様々な支援により経営健全化の努力を進めさせていただいておりますが、昨今の原油、資材の高騰、またシイタケ生産量の減少などにより、大変厳しい経営状況でございます。御存じのとおり、シイタケは本町の主要な特産品であり、産業であり、現在認定申請中の世界農業遺産の中でも、本町の循環型農業を語る上で重要な位置づけとなっております。また、120名強の奥出雲椎茸社員、9つの農家の皆様が、このシイタケ産業を生業にしており、地域経済、雇用の確保に大きく寄与しているところでございます。こうしたことから、何とかこの産業を守らなければならないという一心で取り組んでまいりましたが、私の力不足により、現在の状況となっておりますことに、大変申し訳なく思うところでございます。  しかしながら、現在、雲太の取引価格は値決め販売のシェアを相当拡大した結果上昇し、さらに、国が推進しております民間人材を活用した事業を導入いたし、高付加価値化に取り組んでまいります。また、関西の大手チェーンストアへの販路拡大など、大変明るい材料も見えてきております。今後、一層の経営改善に取り組むためにも、このたびの支援は是が非でも必要でありますので、度々のお願いとなりますが、議員の皆様方の御理解と御協力をお願いするものでございます。何とぞよろしくお願いを申し上げます。   ─────────────・───・─────────────  ◎日程第3 承認第16号 ○議長(藤原 充博君) 日程第3、承認第16号、専決処分の承認を求めることについて(令和4年度奥出雲一般会計補正予算(第5号))を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  杠企画財政課長。             〔企画財政課長説明〕   ───────────────────────────────  承認第16号 専決処分の承認を求めることについて(令和4年度奥出雲一般会計補正予算(第5号))   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) 提案理由の説明を終わります。  承認第16号に対する質疑を行います。質疑はございますか。  6番、田食道弘議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 先ほど災害復旧補正予算になりますが、趣旨といいますか、内容自体については理解いたしますけれども、災害の状況なり現在の災害復旧対応がどういった状況になっているのか、説明をお願いいたします。 ○議長(藤原 充博君) 松原建設課長。 ○建設課長(松原 三美君) 先ほどの御質問にお答えをいたします。
     令和3年災の災害の復旧状況ということでお答えさせていただいてよろしいでしょうか。令和3年に発生いたしました災害の箇所数、243か所ございました。現在の状況ですが、発注いたしました箇所については238か所、率にしますと98%、そのうち竣工検査を終えたもの、9月15日、昨日現在でございますが、91か所、率にして37%、こちらについて復旧が完了いたしております。引き続きまして、竣工がいたしましたところから検査を終えていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございますか。  12番、内田精彦議員。 ○議員(12番 内田 精彦君) ページで7ページのところの11の1農林水産業のとこですが、農業施設災害復旧農地災害復旧、2段で書いてございますが、右側の説明欄のところに農業用施設災害復旧費委託料、下のとこも委託料組んでありますが、農業用施設災害復旧費には業務委託料いうのが100万円ほど組んでございます。農地災害復旧費のとこには業務委託料いうのがございませんが、ちょっとこの意味と、農地災害復旧費には業務委託料が必要ないのか。その辺のことについてちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 松原建設課長。 ○建設課長(松原 三美君) 先ほどの御質問にお答えをいたします。  農業用施設災害のほうに業務委託として100万円を計上いたしております。こちらにつきましては、施設につきましては査定を受ける段階においても、維持管理区域図の修正、こちらの業務が必要になってまいります。受益面積受益戸数、そういったことを把握するための業務を発注するものでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございませんか。ありませんか。               〔質疑なし〕 ○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。  これより承認第16号について討論を行います。  討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、承認第16号について討論を終わります。  これより採決を行います。  初めに、日程第3、承認第16号、専決処分の承認を求めることについて(令和4年度奥出雲一般会計補正予算(第5号))を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。               〔賛成者挙手〕 ○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、承認第16号は、原案のとおり承認されました。   ─────────────・───・─────────────  ◎日程第4 議案第52号 ○議長(藤原 充博君) 日程第4、議案第52号、令和4年度奥出雲一般会計補正予算(第6号)提出についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  杠企画財政課長。             〔企画財政課長説明〕   ───────────────────────────────  議案第52号 令和4年度奥出雲一般会計補正予算(第6号)提出について   ─────────────────────────────── ○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。  これより質疑を行います。質疑がございますか。  11番、川西議員。 ○議員(11番 川西 明徳君) 私は、総務省が2020年1月に公表した全国の第三セクター等7,467法人経営状況調査、公開日時が同年の8月3日であります。若干この資料を読み上げますので、お時間を少しいただきたいと思います。  総務省が20年1月に公表した全国の第三セクター等、2018年度でございますが、この10年間で1,151法人が減少しました。2018年度に地方自治体から三セク等に交付された補助金は6,849億円に上り、自治体からの借入れや損失補償債務保証、出資金は総額12兆452億円に達している。三セク等には、観光レジャー分野が1,095法人、コロナウイルス感染拡大による影響を受ける法人も少なくない。三セクの経営悪化は、地方自治体にとって大きな財政リスクになっている。また、三セク等は、地方振興旗振り役を担い、全国で相次いで設立されたが、ニーズの読み間違えや長期にわたる景気低迷などで経営が軌道に乗らず、経営不振に陥る法人が続出した。政府は、自治体財政健全化を促すため、2009年度から5年間の時限措置、第三セクター等改革推進債、通称三セク債を創設し、経営改革が見込めない三セクの整理に乗り出した結果、2008年度末で三セクは1,262法人が減少して、7,467法人になった。しかし、三セク債起債期限、2013年度に三セク等の減少率は、三セク債の後押しがなくなり鈍化している。  もう少しお聞きください。第三セク等債務超過についてです。債務超過額の平均は三セクの3億7,690万円に対し、地方三公社14億7,382万円で、地方財政の悪化に拍車をかける地方三公社の苦境を浮き彫りにした。債務超過に陥った地方三公社、36法人のうち、土地開発公社は28法人、8割、債務超過額も323億円、土地開発公社は公用地の先行取得を目的に設立された。だが、取得用地が売却できず、保有期間が長期化した塩漬け土地を抱え、自治体に財政上の重い課題を押しつけている、いう報告をしております。  ここで伺いますが、第三セクターの出資、経営の状況調査によると、18年度決算で判明した6,227法人のうち赤字が4割、赤字額は640億6,737万円、この数値を見る限り、三セク等が利益を確保してるように見えるのだが、2018年度に自治体から補助金を交付された三セク等は2,792法人で、前年度より上回っていると。補助金の合計額は利益額の1.9倍に当たる6,849億円に達し、前年度を上回っていると。補助金を交付された2,792法人のうち、2,612法人が補助金経営収益に繰り入れている。その合計は、補助金全体の88.2%に当たる。利益超過額の2倍に達する。三セク等の経営は、自治体丸抱え補助金に支えられ、実質的な経営収支の評価は別の角度からも必要だろうと、こう報告しております。この傾向については奥出雲町、全くこのとおりではないでしょうか。この立場での補助金支出をどう判断するんですか。どう判別しておられるのか伺いまして、ちょっと関連しますので、もう一つ一緒に質疑させていただきたいと思います。  自治体が抱え込む第三セクター財務リスクについて、時間がございませんので詳細は少し省かせていただきますが、自治体から三セクに投入された補助金は、18年度で6,849億円と先ほど読み上げましたが、さらに18年度の計上赤字法人率はいずれも悪化しており、経営健全化への道のりは厳しいことを示していると総務省は報告しております。自立できず処理を先送りされた三セク等は、自治体の財政への最大級のリスクと言える。三セク等民間企業と同じ事業性評価を適用し、事業として成り立つかどうか判断すべきだろうと提案しております。ただ、三セクは採算性だけで判断できる状況がございます。バランスが必要だと思います。20年の2月から感染拡大した新型コロナウイルスは、社会的にも経済的にも未曽有の影響が広がり、ニーズのない三セク等は例外なく淘汰の波が高くなっている。コロナ禍感染拡大への対策費用で、自治体の支出はかさんでおり、三セク等の経営は新たな次元に踏み込んでいる、こういうふうに報告しております。  この報告に対する認識を伺うわけですが、企業として成り立つかどうか、判別すべきだというふうに国は述べておりますが、副町長、それは可能なのか伺いたいと思います。 ○副町長(藤原 努君) 全体を通しての回答を私に求められるんですか。 ○議員(11番 川西 明徳君) いや、どっちでもいいです。僕の見解の回答だけでも教えてください。 ○議長(藤原 充博君) いいですか。  じゃあ、藤原副町長。 ○副町長(藤原 努君) ただいまの御質問、まず私に答えを言えということでございますので、私が答えれる、三セクの社長で答えるべき部分いろいろあろうかとは思いますけれども、まず、町の立場で三セクについて、健全化の取組、国の方針に基づいて、当然、町におきましても健全化に向けた取組の計画を取りまとめをさせていただいて、それに基づいて様々な取組をそれぞれの三セクで実施をしていると、させていただいてきたというふうに認識をいたしております。  三セクに対する補助金の考え方といたしましては、当然、三セクも一つの民間企業と考えるんだと、そういう補助金なくして、独立して経営が成り立つ、そういうものを目指すべきだというふうに私は考えております。しかしながら、この中山間地の奥出雲町にとりまして、収益がある程度見込めるもの、要はもうかる事業について、それは当然民間がもうなさっているというふうに思います。民間でなかなか利益が出ない分野、そういった分野をしっかり行政の支援をしながら、雇用をつくり、そして産業として育てていく。そういう取組がこれまでの旧仁多町、旧横田町、そして奥出雲町における三セクへの取組だというふうに理解をいたしております。  今後の見込みにつきましては、現時点、今回の奥出雲椎茸に関わる事業の健全化の取組につきましては、るる議会のほうに、皆様方にも御説明をさせていただいたとおりでございます。雲太1号の発生が思わしくないという中で、これについてこれまでそこにかけてまいりました。これが十分な成果を表さなかった。これをそのまま投げておくわけにはいかないので、新たな取組として雲太3号のほうに切替えをして、価格の上昇を会社のほうは値上げ販売でですね、そういった取組を強化してやっていこうという今、計画でおります。これにつきまして、必ずそれがかなうかということにつきましては、私の現時点では明言はできかねるというふうに思います。ただ、そこに向けて明るい話題としても、新たな関西、近畿圏のオークワさんというスーパーですね、百四、五十店舗お持ちのほうに、新たなセールスをかけて、そことの取引が成立したと。そちらの現時点での取引につきましても、これまでのほかの取引に比べますと、2割から5割程度の高値での取引が成立したということでございます。ただ、これが全ての取引先にその成果が及ぶかどうか、これはこれからの取組だというふうに考えております。現時点では明言はちょっとできかねるというふうに思いますけれども、会社、町、御支援がいただければ、精いっぱいこれに取り組んでいきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長、社長としてはどうですか。  勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 川西議員の御質問にお答えをいたします。  先ほどるる副町長のほうから御説明をさせていただいたとおりでございますけれども、私もこの、先ほど川西議員さんからお話がございました、第三セクターさんについては、当時、平成23年の副町長の就任時に第三セクターが制度があるというふうなことが、当時の財政の担当課からお聞きをいたしたところでございます。まだその当時では、これだけシイタケ会社が、このような経営危機を迎えるというふうなことは、若干の予測もございましたが、今の段階では、当時の井上町長とも相談した中で、必要ないではないかなというふうなところでございました。先ほども副町長が申し上げましたように、第三セクター営利会社でもございますが、補助金を出すという、これは自治体から補助金を出すわけでございますが、一般企業とは若干異なるという要素も持っております。副町長がお答えした中と重複をいたしますが、やはり町が現在は100%出資している会社であるため、私としては一定額の支援は必要であるというふうに考えております。そして、皆様方、議員の皆様方も御存じのとおり、やはり三セクター営利目的会社ではございません。民間事業者が参入し難い面もございます。なかなか計画どおりにいかないところがあるということで、町民の皆様方がその事業に参入できない面も、このようなことで、三セクで対応しているというふうなことで、町の産業振興や雇用の場を目的としている面があるということは、議員さんも御理解をいただいているところでございます。  このようなことで、ちょっと私のお答えが返答を外れた面もあろうかと思いますが、このようなことで、やはりしっかりとして、この本町の地場産業でありますシイタケ栽培、やはりやっていくべきだというふうに考えております。この先、どのようになるかというふうなことが、今、先ほど副町長からお話もございましたけども、私としても、これが新しい販路のオークワとか、そういうところだけでは販路の拡大もなかなか難しい面もございますが、まずは雲太1号にかけたこの数年間、雲太3号に切り替える時期が非常に遅かったなという点の反省は十分いたしておりますので、御理解をいただきたいと存じます。  私のほうから以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございませんか。  13番、大垣照子議員。 ○議員(13番 大垣 照子君) これまでにも随分会社の方もお見えになって、お金が必要になったときは説明に参られました。何回も何回も会社の説明をお聞きし、そして改善計画もその都度持ってお出かけになられまして、私たちは一応聞いてはおるんですけれども、その改善計画がどうなったのかということがほとんど聞かされておりませんで、次に、また今回、こんな状態ですから、町から、何とかしてくださいというような話ばっかりだったように思っております。今、先ほど町長の答弁にもございましたが、町長も本当にもう実質今日が執務の最後の日だと思いますけれども、長い間、本当にお疲れさまでございました。しかしながら、本当に最後の最後までこの奥出雲椎茸のことに関しては悩みながらやってこられたと思います。だけれども、改善計画がどうなったのかも全然分からないし、それから、町が100パー出資した会社だから、町も何らかの支援をしないといけないっていう答弁があったと思いますけれども、しかしながら、やっぱり一つの会社としての経営をされてるわけで、毎年毎年決算報告もされてるわけですし、議会も、何回も私、裏切られてきたような気がしております。決算についても粉飾もありました。いろいろなことがあっております。全部が全部話せませんこともありますけれども、しかしながら、今回またこういうふうな形で出されるっていうことが、町100パー出資の会社だから、町として、じゃあどのように経営陣に対して指導をされているのか。それをお聞かせください。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 大垣議員さんの御質問にお答えをさせていただきます。  資金難、足らなくなって議会のほうへお願いをするというふうな繰り返しを今まで行ってきたことは事実でございます。先ほど厳しい御指摘もいただいた、改善計画を出すことも、全てが計画書を、改善計画がどうであったかというふうなことは、少しはやってきたではないかなというふうに思っております。毎年毎年多額な補助金あるいは損失補償も御承認いただいて、今日まで、言葉では延命というふうな言葉もございますが、やはり厳しい中で、この私も8年前に町長に就任して、この三セクの全ての社長も担わせていただいたところでございます。ただ、本当に町長という職務の激務の中、三セクの全てを町長が仕切るというふうなことも、なかなか難しい面もございました。いろいろ行政の中で、社長は社長としてやっていくことが必要じゃないかというふうな議論も相当いたしたことは事実でございます。今後、先ほど厳しいことを大垣議員から申出がございましたように、やはり改善計画を出すことが遅くなったことに関しましては、私も深くおわびを申し上げる次第でございます。今後については、どうするかいうことは、実質今日が公務の最終日でございますので、そこらしっかりと引継ぎができるようなことになれば、しっかりとシイタケ会社と会社の幹部の職員、そして執行部、担当課と協議をして、しっかりそこらは計画書を作成する、出すように、今後私の残された日にちもございませんが、しっかりそこらは対応してまいりたいというふうに思っております。今、ここでお答えすることは、以上のようなことでございます。以上です。 ○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございませんか。  9番、内田雅人議員。 ○議員(9番 内田 雅人君) 私も町長にお聞きしますけども、この1億1,642万7,000円が、これが本当に全町民のためになるのか。もう根本的なところですけども、そうお考えなのか。そうでありましたら、その主な理由は、そう考えられる理由は何なのか。そこをお聞きします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 内田議員の御質問にお答えをいたします。  このたび生産支援に係る支援ということで1億1,642万7,000円の補助金の支援をお願いをいたしたところでございますが、これに関しまして、議員の皆様方にも、令和4年度のある程度会社の資金繰りを御提示したと思うところでございます。これにつきまして、ある程度今年度、令和4年度の3月末、そして令和5年度に関しまして、これだけのある程度資金がないと会社が回らないというふうなことで、何とか雲太3号にかける、そして販路拡大、このシイタケ会社存続のためには、この資金が必要であるというふうに思うところでございますので、これがなかなか厳しいというようなことになれば、令和5年度に、もう即刻、すぐ支援が仮にゼロというふうになれば、明日9月から資金繰りが回らないというふうなことが予測されます。必ずやこの金額を頂けると、シイタケ会社の全職員頑張って、あるいは生産農家も含めて、頑張っていただけるものと、生きたお金になるではなかろうかなというふうに思っておりますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 9番、内田雅人議員。 ○議員(9番 内田 雅人君) 今おっしゃった理由は、奥出雲椎茸の会社のための理由にしか聞こえませんで、これが、この1億1,600万円が、本当に全町民のためにこれが必要だという理由には聞こえないんであります。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  これに関しましては、この案件を承認していただけないいうことになれば、本町の全ての産業に大きな影響を及ぼすことが私は心配しておるところでございます。先ほど私はシイタケ会社のみのことを申し上げたと思いますが、そこは失礼をいただいて、お許しをいただきたい。これ、本当に奥出雲町の今の世界農業遺産とか、日本農業遺産、そして仁多米、全ての産業に関して、大きな打撃になるではないかなというふうな心配をいたしております。お米にしますれば、仁多米は西の横綱とも言われるように、ブランド米となっております。そしてソバどころ奥出雲、そして、美肌の斐乃上温泉、佐白温泉、そこらにも影響をいたしまして、様々なところで、この事業がストップになれば、相当な大きな打撃になって、町民の皆様方奥出雲和牛の影響にもつながる懸念がございますので、そういうことを申し上げて、追加をさせていただきたいということでございます。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 9番、内田雅人議員。 ○議員(9番 内田 雅人君) もう1点行きます。今、この奥出雲椎茸の担当課は企画財政課に変わっております。以前は農林土木課が担当でありましたけども、私は以前の農林土木課から、もう雲太1号の生産の収量を上げるのが難しいというのは、そうなんですけども、今、担当課が替わってから生産性がさらに私は下がってるんじゃないかなと感じております。以前の農林土木課は課長も含めて、よく農家1軒1軒の状況、よく把握しておられたと思います。きめ細かいフォローがよくできてたんじゃないかなと思うんですが、今、それが果たして企画財政課でできてるのかどうかっていうのが、ちょっと私は不信感に思います。もうちょっとそこは町としての体制を含めて、できることがあるんではないかと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  所管を今までの農林土木課から企画財政に替えて、やはり農林土木の当時の担当者、あるいは課長様も、小まめにシイタケ会社のほうに出かけて、経営状況とか農家の指導いうこともしていただいたことは事実でございます。担当課が替わりましてからも、やはりきめ細やかな農家指導も、現在の担当課、しっかりしていただいて、毎月一度は必ず農家との協議の場も設けて、そして経営状況につきまして、日々協議をして、当時の農林土木以上にシイタケ会社の現場のほうに出かけて、そして生産農家のところにも出かけていただいているという認識を持っております。決して前回の農林土木に引けを取らないような体制で、しっかり対応していただいていると思っております。以上です。 ○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございませんか。  13番、大垣議員。 ○議員(13番 大垣 照子君) 先ほどの答弁の中で、今回この補正予算が承認していただけないならば、全町全ての産業に影響が出ると町長、答弁されました。私は思いますのは、全ての産業言えば、ここで一番大きな産業といえば米づくり農家だと思いますが、そこが全てのものが今値上がりをしております。そして、米価はどんどん下がっていってます。令和4年度の米価も、先日通知が来ましたけれども、1等米で6,600円と30キロでですね。こういう状況の中で、来年度の肥料代が倍になると言われてます。そして、畜産のほうも同じように飼料がどんどん上がっていってると。販売価格はそんなに上がらないと。そういう状況の中で、一般的に町民の皆さんがおっしゃるのは、会社が三セクだから、町が関わってるからっていうのはあったとしても、一般の皆さんから見れば、何で三セク、シイタケ会社ばっかり町は応援するのですかと。米づくり農家だって大変ですよ。畜産農家だって大変ですよ。皆さん言われます。そこら辺が全ての産業というふうにおっしゃったんで、シイタケ会社だけ助ければ、全ての産業がうまくいくというふうな反面、そういうふうにも取れるわけですけれども、そこら辺の考え方について、農家に対して、そういうこともお聞きしたいし、それから、一般的な町民の皆さんの生活に、これほどの金額を突っ込んでも何にもよくなってないということになると、本当にこのお金が生かされたお金になるのかどうか。そういうことを私も聞かれて、答えようがなくて、毎回毎回ここ1年間、毎定例議会、今回は臨時会ですが、毎定例議会ごとにシイタケ会社の支援金をということで、議会も承認をしてきました。だけれども、本当にこんな状態でいいのかなっていうのを私、すごく心配しますので、そこらほかの産業全てに影響が出るっていうのであれば、そこら辺に対しての対応策っていうのはどういうふうに考えられているんでしょうか。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  なぜシイタケだけに町が支援するかという御質問であったんではないかというふうに思うところでございます。ああして議員の皆様は御承知のとおり、水稲などについては、国、そして県の様々な生産支援事業があるというふうに私は認識をいたしております。シイタケの生産そのものに対する県や国の事業はないため、町において必要な場合には支援を行う必要があるというふうに私は判断をいたしたところでございます。御存じのように、本町はシイタケ栽培は、自然と共生した本当にたたら製鉄に由来する資源循環型農業の一つであり、こうした産業振興の一役の一環であるというふうに思っております。米の例で申し上げますと、水稲では中山間地域の直接支払い交付金とか、多面的機能支払交付金、経営所得安定対策、環境保全型農業直接支払交付金などが米の、水稲の関係では、国、そして県のほうから支援があるというふうなところが、ちょっとこのシイタケという業界に限っては、国、県の支援がないので、本町独自で対応すべきだというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございませんか。  6番、田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 雲太生産支援事業ということで、今回あります。雲太生産支援事業いうのは、執行部側から提供された資料によりますと、昨年の12月から3度目という格好になるわけですけども、昨年の12月からスタートした支援事業をまた再度、再々度ということになりますけども、一体その生産支援事業でほだ木助成をしたもの、どういう評価なのか。なかなかうまくいっていないの一言では話されるわけですけども、その辺り、説明をお願いしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) どちらがされますか。  杠企画財政課長。 ○企画財政課長(杠 康彦君) 御質問にお答えいたします。  田食議員御指摘のとおり、昨年度から新型ほだ木の導入に係る生産支援ということで、令和3年度につきましては実績といたしまして5,469万7,000円、本数にいたしますと27万6,000本余りのほだ木に対して支援を行ってまいりました。また、今年度、令和4年度におきましては、同じく新型ほだ木の導入支援ということで6万5,000本、1,300万円余り、それと農家の生産意欲向上支援ということで、買取り単価の上乗せというような支援を行ってまいりました。この生産意欲向上支援が4,800万円、以上が支援内容でございます。これの効果ということでお聞きいただいたと思いますが、残念なことに、雲太1号の生産量が上がらなかったということは議員の皆様も御存じのとおりでございまして、この支援を行ったことによる効果といたしまして、一つの効果があったとすれば、奥出雲椎茸に対する売掛金、未収金が、それの増加を抑制できたというようなところではないかというふうに、現在私どもでは分析をしておるところでございます。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございませんか。  6番、田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 改めて確認いたしますけど、今回のこの補正予算第6号、1億1,600万余りでありまして、議案の中で説明される概要書等を見てましても、新型ほだ木の導入支援ということで出ておるわけですけども、先般の委員会で若干説明を受けておりますが、その際に、その1億1,600万の根拠となるものの説明もあったかに思いますが、若干腑に落ちないところがあるんですが、もう一回その根拠を説明をお願いしたいんですが。 ○議長(藤原 充博君) 杠企画財政課長。 ○企画財政課長(杠 康彦君) 御質問にお答えいたします。  先般の委員会のほうで御説明をさせていただいたときに、支援内容につきましては農家に対する補助金、そして奥出雲椎茸直営分につきましては、損失補償といった形で一度御提案をさせていただいたところでございますけども、議員の皆様の御意見等も頂戴いたしまして、その後、執行部のほうでも内部協議をした結果、直営分につきましても農家と同様に、同じスキームで補助をすべきというふうに結論を出しましたので、このたび1億1,642万7,000円の補助金額の予算を提案させていただいているところでございます。  これの内訳でございますが、導入ほだ数といたしましては58万8,000本、ほだ木の単価につきましては198円、これを掛け合わせますと、このたび提案させていただいています1億1,642万7,000円というような数字になっております。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) 6番、田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) そうしますと、損失補償増額分ということで当初説明を受けておったものは今回なくしておられるということは分かりましたけども、損失補償を増額しなくても、先ほど来説明がいろいろありましたが、それでも何とか回せる、運転ができるという、事業が運転できるということで理解していいのか。 ○議長(藤原 充博君) どうですか。  勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 田食議員の御質問にお答えをいたします。  先般の議員会で御説明をいたしました、支援事業の総合計、トータルでは1億1,642万7,960円という金額でございますので、当時と支援事業の総額は全く変わっておりません。それが損失補償の増額分、当時には直営農家のみのほだ木といたしておりました7,151万3,000円と損失補償の5,000万を足したものが1億1,600万でございますので、トータルベースではありませんので御理解をいただきたいと思います。以上です。
    ○議長(藤原 充博君) 6番、田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) ちょっと今の町長答弁、若干違うと思うんですけど、足し算すると1億2,000万。ちょっとその辺は訂正をお願いします。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 失礼をいたしました。足し算が間違っておりまして、訂正をさせていただきます。全て補助金で対応をさせていただきますので、御理解をいただきたいと思います。以上です。 ○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございませんか。  6番、田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) これも先般の議員会の説明の中にありました、有限会社奥出雲椎茸のほうで経営改善の計画立てられておりますけども、その中で、令和5年度、来年度のところで大きな人員削減というのが出ておりましたけども、こういった今回のような生産支援、経営改善ずっとやっていた中で、やはり人員削減というのが日程に上がってくる、それを実行する計画なのかどうか。その点を伺いたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 誰がやりますか。経営改善の人員削減の件です。(「ちょっと時間」と呼ぶ者あり)はい。  ここでしばらく休憩としたいと思います。2時45分に再開したいと思います。             午後2時35分休憩   ───────────────────────────────             午後2時44分再開 ○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、休憩前に引き続きまして会議を開きます。  勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 田食議員の御質問にお答えをいたします。  先日の議員会で御説明をいたしました17ページに今後の規模縮小によりまして、人員の削減計画を示したところでございます。その資料によりますと、現在では42名を削減予定だというところをさせていただいております。しかしながら、これはあくまでも削減予定ということでございます。雲太3号も8月ぐらいからほだ木を導入しておりますので、もうしばらくいたしますと雲太3号に対するシイタケの生産量が少しずつ分かってまいりますので、そこら辺も加味しながら人員計画を図っていくということでございます。当面、今の予定では42名の削減計画であるということを御報告させていただきます。以上です。 ○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございませんか。  7番、糸原壽之議員。 ○議員(7番 糸原 壽之君) 糸原です。1点だけお伺いいたします。  1億1,600万円を町で予算化して、1億1,642万7,000円を予算化して、それを生産組合に出し、生産組合がほだ木をその金額で買い、そのお金が有限会社奥出雲椎茸に入るというような形だと思いますけども、その1億1,642万7,000円は、奥出雲椎茸はどこへどれぐらい払われる計画か。その使途をお伺いいたします。 ○議長(藤原 充博君) どちらがされますか。  勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 糸原壽之議員から、どのようにその1億1,600万を利用するかという御質問だろうと思いますが、やはりこのほだ木1本が198円で多分販売するわけでございますが、やはりこれについては、製造コストがかかります。大体この1本がコストが150円ばかりかかるというふうに今まで聞いておりますので、そこら、今、どこでどのように使うかというところは詳しくは分かりませんが、そこらが会社の運転資金だったり、そして生産農家の売掛金は全くこのほだ木では売掛金が発生しないというふうになりますので、会社にとっては売掛金、そしてあわよく、そこのページに記載してありますように、売掛金の計上額の抑制になったり、そして会社自体、余分なことには使いませんが、資金繰り確保のほか、運転資金の確保にも十分役立つものというふうに認識をしておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 7番、糸原壽之議員。 ○議員(7番 糸原 壽之君) 1本198円のほだ木を作るのに150円ぐらいの電気代だと思います。それは電気代、中国電力へ払う。(「電気代じゃない」「電気代はかかってないです」「ほだ木代」と呼ぶ者あり)ほだ木代ですか。原木。(「原材料費といいます」と呼ぶ者あり)それを支払い先へ、製造原価ですね、そういう支払い先は分かると思いますけど、先ほどの町長の答弁ですと、あちこちの支払い先だったりというような、抽象的なお言葉だけのことがありましたけれども、どこへ幾らかける、単価、そういうふうなことがあってこの1億1,600万円、ふるさと基金を取り崩して払うということがあってこそ、その積算もあろうかと思いますけど、まあまあこれだけというようなふうなことに聞こえますので。 ○議長(藤原 充博君) 休憩しましょうか。  杠企画財政課長。 ○企画財政課長(杠 康彦君) 御質問にお答えさせていただきます。  ほだ木代がどこに行くかというとこでございますけども、もちろんほだ木を作るためには、原木をオガコにして作るわけですので、森林組合に原木については原木代についてお支払いいたします。それと、当然、製造には納期がかかりますので、これに関わる職員の給与費、これは職員の給与につきましては、それが全部地元に落ちるというわけではないとは思いますけども、地元の経済の活性化の中でのそれなりの効果は百二十数名の給与費でございますので、地域の経済効果の助けにはなってるというふうに感じております。  それと、水道光熱費なんですけども、電気料につきましては奥出雲電力と契約をしておりますので、こちらからの電気料は別の三セクであります奥出雲電力のほうに還流しているような格好になっております。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 7番、糸原壽之議員。 ○議員(7番 糸原 壽之君) そういうふうな具体的なことが聞きたかったわけですけど、原木代、製造にかかる人件費、製造効率というような形に回っていくわけですね。(「はい、そうです」と呼ぶ者あり)はい、分かりました。 ○議長(藤原 充博君) 何。(「分かりました」と呼ぶ者あり)分かってたいうこと。  13番、大垣議員。 ○議員(13番 大垣 照子君) 先ほど町長のほうから説明答弁の中で、今回この1億1,600万余りの費用、金額を、1億1,600万余りの支援金を出して町にしていただけるならば、何とかやっていけるんじゃないかというような答弁もありましたけれども、先日、説明をいただきましたこの資料を見ておりますと、今、人員を42人ぐらい削減をするというお話でしたが、この試算表でしょうかね、先日説明いただいたときの資料では、人件費の削減が、令和4年度当初計画と、そして令和5年度として、その比較として8,982万7,000円、要するに、9,000万円少なくなるということですけれども、反面、もう一つの、これは棟数がですね、今まで農家が28と直営が19とあったものを、令和5年度には農家の総数20棟、直営を10棟にするということで、そこら辺のことからもこの人員削減をなさるのかなとは思いますが、しかし、この収支計画書、書いて出していただいております。これで見てみましても、先ほどの1億1,600万出してもらったら何とかやっていけるんじゃないかということですが、この収支計画書を見てみますと、当初計画がこれで3億2,500万ばかりの赤字だと、当初計画では。これが見直しをした後、令和5年度、これ参考数字ですけれども、2億9,500万弱っていうふうになっておりますが、この1億1,600万出したら、これが解消されるのかどうか。足らないわけですよね、これでいっても。そこら辺の考えはどのようになさってるんでしょう。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 大垣議員さんの御質問にお答えをいたします。  当初計画の収支計画では、今年度ですね、当期末処分損益は3億2,500万円のマイナスでございます。これを令和4年度、棟数の見直しでいきますと、2億9,500万円の最終処分赤になるということで、あくまでも令和5年度につきましても、1億1,600万の補助金をもらいましても、令和5年度に対しましては、このもの金額全てが当期の利益というふうなことにはなりませんので、令和5年度の農家20棟と直営10棟で行った結果、最終未処分損失が2億9,500万ということになるということを御理解をいただきたいと存じます。以上です。 ○議長(藤原 充博君) 13番、大垣議員。 ○議員(13番 大垣 照子君) いや、だから、この金額で、その2億9,500万の令和5年度に一応赤字決算みたいなことを参考数値として出しておられますけれども、今回の1億1,600万余りで、令和5年度にはまだまだ、これを出しても2億9,500万の赤字決算ということ、一応これはまだ令和5年度ですので先のことですけど、一応そういうことを見通しておられるわけですよね。ちょっとそこら辺の考え方がよく分からないんですけど。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。  あくまでも1億1,600万円の投入をいただいたところに、当期の純損失が令和4年度の棟数見直しで、終着点は25万3,000円の当期の利益ということで、令和5年度に関しましては3億1,700万というところで、当期は利益計上が出ません。その上の営業利益の下に、雑収入、ここの欄に今までほだ木支援をしていただいた令和4年度の棟数見直しところにも6,235万6,000円が上がっております。ここらが、それで、今の1億1,600万につきましては、この棟数見直し、令和5年度の、どういいますか、当期利益には、全く含まれていないということを御認識していただきたいと存じます。まだ決定をしておりませんので、その旨、御理解をいただきたいと存じます。 ○議長(藤原 充博君) ほかに。  8番、景山議員。 ○議員(8番 景山 利則君) いろいろ質問があっておりますけれども、要は、誰もがこのシイタケ会社を心配してるんですよ。本当に町の貴重な企業ですから倒しちゃいけない。住民の皆さんが120人もおられる。何とかしてあげないけんという気持ちでこれまで議会も応援をしてきました。しかしながら、町長が先ほど、100%出資だから一定額の支援をしないといけないとおっしゃいましたけど、その一定額の支援というのはどの辺りなのかちょっと理解できませんが、これまでも定例会ごとに多額の補助金を出してきた経過があります。その都度ですね、今度はよくなります、今度はよくなりますという説明を受けて議会も同意をしているという経過があります。しかし、いつも裏切られてきております。今回も雲太1号の生えが悪いから、雲太3号に切り替える。雲太3号に期待をしているという話ですが、これも希望的観測ですわね。そういうことで、今回この1億1,600万余りの補助金の依頼があったわけですが、本当にこの経営について、根本的に私は考えてほしいと思います。経営体質にそういうことが増えてる。そしてこの町から出す補助金も、これを最後になるようにしてほしいと思います。その辺を、町長は今日最後ですので、任期最後の議会ですので、あとどうされるもありませんけれども、その辺をしっかりと会社のほうに伝えていただいて、それから新町長にも、その辺をしっかりと引き継いでいただきたいというふうに思います。議会としてはしっかりと応援していきたいという気持ちを誰も持ってると思いますので、その辺をひとつ、しっかりとお願いしたいと思います。 ○議長(藤原 充博君) 勝田町長。 ○町長(勝田 康則君) 景山議員の御質問にお答えをいたします。  本当に議員各位には、大変、シイタケ会社に対しまして、心配をおかけをいたしたことは、誠に申し訳ございません。今までの議会で、度重なる今後よくなるというようなことは申し上げたことは事実でございます。根本的に経営体質の改善に、より以上に努めていくようシイタケ会社のほうにまたしっかり指示をしてまいりたいというふうに思います。これで今の考えで先般も損失補償につきましては、これが最後だということを、私、事実、議員さんにも申し上げたことでございますが、この補助金会計につきまして、これが全てゼロだと、ゼロになるように甘えてはいけないということは、しっかりシイタケ会社のほうに指示をしていきたいというふうに思います。ここらの新しい新町長が、ニューリーダーが誕生いたしたわけでございますが、この辺につきましても、しっかりと新町長に引継ぎをしてまいりますので、御理解を賜りたいというふうに思います。担当課、そして私も、新町長には、また20日以降でも時間を見て、しっかりと引継ぎをさせていただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(藤原 充博君) ほかに質疑はございませんか。               〔質疑なし〕 ○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。  これより討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。  11番、川西議員。  反対ですね。 ○議員(11番 川西 明徳君) おっしゃらんかったけど反対で出てきました。 ○議長(藤原 充博君) いや、反対討論からですって。 ○議員(11番 川西 明徳君) 11番、川西明徳でございます。議案第52号、令和4年度奥出雲一般会計補正予算(第6号)提出について、反対の立場で討論いたします。  まず、自治体の財政、住民の生活に重大な関係を持つ第三セクターの運営は、住民の利益、自治体の果たすべき公共の設備の立場から、住民には最も情報公開が必要でありました。そもそも第三セクターは、自治体行政、議会の制約から離れ、事業の資金導入や経営、事業の運営を行うことを狙ってつくられました。よって、議会や住民からの監視、統制の手段は、法的には極めて限られており、間接的なものでありました。第三セクターについて、国は自治体出資の民法上の法人と商法上の法人に位置づけ、公共部門と民間営利企業部門の公私混合セクター。課題を抱える話題になっているシイタケ会社は、商法法人形態であります。国は、度々経営破綻が広がる第三セクターに退場方針を出して、自治体を指導してきましたが、もともと第三セクターを野放しにし、奨励、推進してきた責任については、いわゆる頬かぶりでありました。第三セクターは、1960年代の開発、促進のための事業形態として登場、80年代民間活力導入の民活法、その後、リゾート法などの法律ができ、銀行貸付け、工事需給は発生しましたが、経営の見通しにあまり関心を持たずに、破綻が懸念されても責任は全て自治体に押しつけてきております。  話題替わりますが、地方財政法第4条では、地方公共団体の経費は、その目的を達成するため、必要かつ最少の限度を超えて、これはこれを支出してはならないと規定し、自治体の収支の慎重さを求めていました。経営破綻した全国の第三セクターの多くは、設立時から目的、経営見通しなど、問題を抱えていたと言われております。また、破綻処理の後始末に、自治体の多大な公共資金がつぎ込まれ、地方財政危機を深める要因になっております。経営破綻の責任を全て自治体が背負い込んでいる大きな理由、原因は、何らかの形で債務保証損失補償契約と言われております。国は第三セクターの責務に係る損失補償契約等の債務負担行為の設定は、将来の財政運営の影響を考慮し、真にやむを得ない場合に限ると指導していますが、全て事が起こってからの後の祭りであります。今、自治体に求められるのは、経営状況の実情と経過についての全貌公開、それぞれの立場の経営の責任を明らかにし、後始末が必要になった場合には、不当な公金支出をしない。自治体に過大な負担をさせる安易な事業存続をしない。また、国の責任で財政的にも解決のための方策を求めることであります。そうではないでしょうか。また、最近、全員協議会、それから先ほどの質疑の中でも明らかになった働く者を犠牲にしたリストラ計画は許されないではないでしょうか。8月30日の修正計画、手元に持ってきておりますが、この中で、労務費と人件費が合わせまして今年の計画と令和5年度の計画では約6,000万円減らす計画であります。それから、また9月8日の資料が若干数字が動いておりますけども、8月30日の資料によりますと、売上げは1億4,300万円少なくするという計画であります。したがいまして、さっきの6,000万円は、この売上げが少なくなった売上げでございますが、半分をリストラによって賄う。それから、農家のほだ木の生産力を上げることも計画に入っております。単価については17%も上げる。物が売れない時代で可能でしょうか。こういった従業員の犠牲の下に、再建計画は立てるべきではないと考えます。  以上で反対の討論といたします。 ○議長(藤原 充博君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。  4番、内田裕紀議員。 ○議員(4番 内田 裕紀君) 私は、この補正予算に賛成の立場で討論いたします。  有限会社奥出雲椎茸は、令和2年度の決算において特別損失1億3,400万円を計上し、令和3年度の決算では1億9,600万円の債務超過の状態にあります。非常に厳しい経営状況にあることは、皆さん御存じのとおりでございます。本来なら主力商品である、そして特産品である雲太1号を、有利な補助金等を活用して、研究開発を行って、きちっとした商品価値になるような形を取ってから展開、本来の営業を展開すべきところなんですけれども、時間的な余裕がなく、現在の状況に至っており、まさに資金繰りが急務になっております。令和3年度12月に、皆さんも御存じのとおり、公開されております奥出雲椎茸経営健全化方針によれば、令和5年度の決算において、第三セクター、うちの場合第三セクターといっても椎茸も町100%出資の会社でございますので、第一セクターなんですけれども、町自体にも債務が入ってくるわけです。令和5年度決算において、経常収支の黒字化と、売掛金、未収金の縮減と、債務超過の解消を図る、うたってあります。これは県や国のほうに当然行っております。必ずや達成していただきたいと思います。そのためにも、今回の1億1,600万の補助金は、これはやむを得ない設定であると認識しております。あわせて、今まで皆さんもこの奥出雲椎茸に関しまして、議会も8億9,000万の損失補償を設定に対して認定しております。こういった責任もあります。そういった中で、これで全てが解決できるかどうか分かりませんが、令和5年度末までには、今回で補助金で5,000万程度直接入る。そしてまた、経営改善が成って、何とか、中小企業ですから、全体がプラスになれば、その分債務超過に打ち込めるわけです。そういうふうに達成していただきたい、解消にですね。ぜひともそれを願って、今回の補正につきましては、賛成の立場でお願いいたします。以上です。 ○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。  13番、大垣議員。 ○議員(13番 大垣 照子君) 私は、今回反対討論をさせていただきます。  今まで随分時間をかけまして、いろいろな議論を行い、執行部の答弁もいただいておりますが、私は議案第52号、令和4年度奥出雲一般会計補正予算(第6号)提出について、次の理由により反対討論を行います。  私は、今回上程された補正予算のことについて、奥出雲椎茸のことについてのみの討論をさせていただきます。この補正予算は、1億1,642万7,000円を有限会社奥出雲椎茸生産組合へのほだ木の支援に関わる補助金として、本日議会へ上程をされたものです。有限会社奥出雲椎茸への経営支援金については、これまで幾度となく議会に上程され、都度本町議会は会社から経営改善を含めた提案や説明を聞いてまいりました。毎回説明される経営改善について、私は期待感を持ちながらも、厳しい指摘も行いつつ、会社をなくしてはならない、この思いから、町からの幾度となく上程される補正予算に賛成もしてまいりました。そして、今日、勝田町長、任期満了日を20日に迎えて、その中でぎりぎりの日程でこの補正予算を上程をされました。いかに緊迫してるかということが分かります。奥出雲椎茸に対する町からの支援金は、昨年12月議会から本年6月議会までを振り返ってみますと、昨年12月議会に、新ほだ木導入に関わる生産支援金として5,513万7,000円、本年3月議会に、令和3年度の補正予算で生産に関わる燃料費高騰支援として1,000万円、同じく本年3月議会で令和4年度当初予算の中で、これはマイタケのトイレを含む周辺整備費として6,349万4,000円、そして、ほだ木センターの施設改修費として3,600万円、そのほか委託料で595万5,000円の合計およそ1億1,000万円を計上し、そして、同じく当初予算で別途、特用林産振興費として6,106万1,000円が計上されました。既に執行はされておりますが、また、本年6月議会では、シイタケ等特用林産の産地維持に要する経費として7,200万円が計上、執行されています。昨年12月議会から本年6月議会までの合計額は2億4,200万円余りになります。マイタケ周辺整備を除いても、既にここ9か月余りで1億7,800万円余りとなります。そして、今回1億1,642万7,000円が上程をされました。これを含めれば、この1年間で2億3,000万円余になります。その上に、平成23年からこれまでに町は8億9,000万円の損失補償もしております。このような現状で、もはや企業、会社と言えるのでしょうか。これ以上町費で負担しても、赤字の先送りにしかならないように思います。そのほか、多くの町民生活への影響も考えなくてはならないのではありませんか。よって、今回の1億1,642万7,000円というのは、椎茸生産組合等に対する新型ほだ木導入支援ということで、目的は補助金となっております。先ほど申し上げましたように、質問もいたしましたが、人員削減をする中でも、令和5年度の決算見込み、これは本当参考値でしょうけれども、約3億円が赤字になると、そういうことをしっかりと数字で執行部は表しております。こういうことをもろもろ考えたときに、本当に大丈夫なのかと、私も多くの町民の皆さんからいろいろ言われますけれども、何で椎茸ばっかりそんなにお金を出してあげるの、先ほども申し上げましたが、この町は米農家も多いです。そして、今度全共もありますが、和牛生産も一生懸命皆さんなさっております。しかし、肥料や飼料の高騰、物すごいものがありますし、そして販売価格が全く上がりません。こういった中で、先ほど町長の答弁の中には、国や県からの米や牛なんかについては支援があると申されましたけれども、国際的に見て、日本の国の農業への支援、本当に僅かなんです。比べ物にもならない。あのアメリカ大国だって、あんな大きな国でも、物すごい農業支援をしております。日本はもう全然話にもなりません。こういった現状を鑑みたときに、私は本当は会社なんか潰したくないし、このまま続けていってほしいと思いますが、これ以上はやっぱり限界がある。そして、改善計画改善計画、お金が要るときに説明に来られますが、いつも聞いて感じてるのは、必死さがない。本当にどうやったらいいものができて、いい商品ができて、それがお金に換わっていく、そういうものの取組への熱意っていいますか、そういうものが私はあまり感じられてないので、今までのような、このような形で推し進めていく、それには大きな不安がある。そういうことからこの補正予算には賛成できません。以上、反対討論といたします。 ○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。  2番、北村千寿議員。 ○議員(2番 北村 千寿君) 2番、北村千寿です。私は、令和4年度奥出雲一般会計補正予算、賛成の立場から討論を行いたいと思います。  令和3年度にシイタケの売上高、産出額ですが、約7億円になります。これは生産者の方はもとより冒頭の町長さんが言われましたように、120名余りの方の雇用を支えているのも事実です。そうした中、雲太1号の生産が計画どおり行われている、非常に厳しい状況になっていることも説明を受けました。そうした状況の中、令和4年3月1日、これ議員会で奥出雲椎茸から説明があった資料を読みたいと思います。そのときに、令和4年度の計画、これまでの流れと、それから計画が説明されました。ちょっと読んでみます。  他産地との差別化が可能で、市場価格に左右されにくいであろう雲太1号へ平成30年から産地全体で切り替えました。以降、雲太1号のブランド化を推進した効果や、奥出雲の資源環境型農業の日本農業遺産認定により、市場から評価され、産地としてのブランド力が高まり、平均販売単価は改善しました。しかしながら、雲太1号は栽培が難しく、生産量が不足してるという課題があり、それにより出荷量は増えず、売上げを確保することが困難な状況になりました。また、生産農家も経営が非常に厳しくなってきた。このような状況を踏まえ、来年度、つまり令和4年度ですけど、収益性の高い雲太1号と、収益性のよい雲太2号の改良版である雲太3号を併用して生産量を補い、売上増加を目指した。  これが言わば改善計画だというふうに私、認識しております。この改善計画を出されたときに、議会は、それはいけませんと誰も言ってないはずです。分かりましたということで3月の定例会で予算を承認したわけです。先ほどありましたように、雲太3号は先月ぐらいから導入が始まったばかりです。少なくともこの結果、改善計画の結果を見るまで、今やめるべきではないというふうに思います。ここにも書いてありますように、生産農家は非常に厳しい経営状況にあります。今回の予算はほだ木の導入支援なんです。農家の方が少しでもこの改善計画に沿って生産できるように、予算で支援すべきではないかというふうに思っております。よって、私はこの予算を賛成をいたします。以上です。 ○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。  6番、田食議員。 ○議員(6番 田食 道弘君) 6番、日本共産党奥出雲町議員団の田食道弘です。私は、議案第52号、一般会計補正予算(第6号)に計上された新型ほだ木導入に係る雲太生産支援事業、これについて反対の討論を行います。  雲太1号に加えて、奥出雲椎茸において新たに開発された新型品種雲太3号を生シイタケの主力に持ち上げ、生産農家と会社経営を改善するために、昨年12月から実施していたほだ木の無償提供を期間延長し、9月から来春3月までシイタケ農家と直営のハウスを持つ奥出雲椎茸に対して、奥出雲町としてふるさと応援基金を財源に1億1,642万円もの財政的支援を行うものであります。この財政支援自体については有効なもので、これを全く否定するものではありません。9月12日に行われた全員協議会、議員会に提出された有限会社奥出雲椎茸の資料によりますと、また、先ほどの質疑でも明らかにされたように、毎日懸命にシイタケ振興のために働いていただいている120人余りの従業員のうち、来年度、令和5年度において約35%にも上る42人を削減するという大幅なリストラ計画を、経費削減の柱の一つとして、これを前提にした経営改善計画が立てられています。人員削減により労務費、人件費と合わせて6,012万円の経費削減を狙うものであり、今回の新型ほだ木導入に対しては巨額の支援を行いつつ、有限会社奥出雲椎茸経営改善計画遂行の一環として従業員の首切りを計画していることは見過ごすことができない問題であります。この議案、新型ほだ木無償提供は、従業員と家族など、多くの町民に犠牲を強いる人員削減を前提とする改善計画遂行の一環であることを指摘して、反対討論を終わります。 ○議長(藤原 充博君) ほかに討論はありませんか。               〔討論なし〕 ○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、議案第52号について討論を終わります。  これより採決を行います。  日程第4、議案第52号、令和4年度奥出雲一般会計補正予算(第6号)提出についてを採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。               〔賛成者起立〕 ○議長(藤原 充博君) 起立多数と認めます。よって、本案は、原案のとおり可決されました。   ─────────────・───・───────────── ○議長(藤原 充博君) 以上をもちまして、本臨時会に付議されました議案の審議は全て終了いたしました。  ここで、私のほうから執行部諸君に一言申し上げます。  奥出雲椎茸は有限会社であります。町100%出資の会社とはいえ、一企業であり、その企業に対して過度の助成金、補助金事業は問題があります。この1年間は将来のための助成補助ではなく、単なる運転資金の資金繰りのための費用でございます。議会は本来なら一企業の経営に対して関与できませんが、あまりにも多額の債務でもあり、議会としても見逃すことができず、これまで度々提言をしてまいりましたが、状況は一向によくなりません。町の財政は企業の第三セクターの財布ではありません。町の財政は町民のために使うべきです。今後、生産している商品に自信があれば、会社が独自で財務対策、クラウドファンディングあるいは第三者による増資などで対応されることを願います。以上です。  また、今月20日をもって任期満了で勇退されます勝田町長様におかれましては、平成23年7月に副町長に就任され、その後、井上勝博前町長の退職により、平成26年9月から2期にわたり町長を務めてこられました。「元気、安心、笑顔のまち、奥出雲町とともに生きていく」をスローガンにして、奥出雲行政のトップとして、奥出雲町総合計画を誠実、着実、堅実に進めてこられ、奥出雲町民のために御尽力いただきました。  これからは健康に留意され、今後の奥出雲町の発展に御協力いただきたいと思います。奥出雲町議会を代表して感謝を申し上げ、お礼を申し上げます。ありがとうございました。  それでは、これにて令和4年第6回奥出雲町議会臨時会を閉会といたします。御苦労さまでした。             午後3時35分閉会   ───────────────────────────────...